2008年02月17日
象のインディラ 大脱走!
第16回 いのちの教育講演会
中川志郎先生のお話のつづきです。
象のインディラの飼育係である落合さんは、かなりの高齢ではあったんですけれども、
癌で6ヶ月間、休養していました。
それでなくても、あんまり太ってた人じゃないんだけども、当時34㎏しかなかった。
で、寝てたんだけど、その間に象が暴れて外へ出ちゃったということで、
飼育係総動員して23人。
落合さんの弟子が足に鎖をつけて、飼育係長も音頭をとって
部屋の中へ引き戻そうとした訳です。
ところがですね。
象がその気になったら、大の男23人 かないませんね。
かなり近くまで行くんだけど、だだーっと戻ると、
飼育係もどうしても引っ張られて、
膝小僧擦りむいたり、大騒ぎ
になるんですよ。
で、その時飼育隊長さんが、
「落合さんとこ行って、どうしたらいいか方法
聞いてこい!」
で、係長さんが行ったんですね。
そして20分くらいして、なんと落合さんがその車
に乗ってやってきたんです。
ベッドにいたまま、どてら着てね。つっかけ草履はいてね。
外から見てわかるくらい、本当に痩せてたんです。
そして、みんなに向かって
「やめろ
やめろ
そんなことしちゃ かわいそうじゃないか」
かわいそうたって、こっちも可哀想なんですよね。
お腹を引っ張られているんですから・・・
で、また「やめろ
やめろ
!」こう言ったので、みんなやめた訳です。
で、落合さんが、バットを掲げて前に行ったんですけども、
象は、バァーッ
と耳を上げて、攻撃体勢なんですよ。
そしたら、あんな病人で、あんなデカイ声が出るっていうのもびっくりしたんですけど、
その攻撃体勢をとったインディラにですね、
「インディラ、おれだ!」
って落合さんが言ったんです。
そしたらたちまち耳を垂れて、鼻を垂れて、ずーっと擦り寄って来るんです
そして耳の三角のところを持ってですね、
「あー インディラ 帰ろ 帰ろ」って言って帰って来た。
落合さんが到着して、わずか10分ですよ。
我々は、2時間半 頑張ったんですけどね。
落合さんは、この姿を見て
「あー よかったな よかったな」と言って帰って行ったんです。
それから4日目に落合さんは亡くなりました
。
癌が進行した訳ですから、どだい来ること事態問題ではあったんです。
落合さんが帰った晩、電話すると
奥さんが 「いやぁ あれから元気になったみたいです。」 って
僕はそれを信用してしまったんですけれども、
本当は、帰ってベッドに倒れ込んで
それから1度も起きられないまま、亡くなったんですけれども。
動物と人という種類が違っても
こんなに汚くなってても
「あー よかった よかった」って言えるその感覚こそ
心を通わせる基本ではないか
最近 若いお母さん達の中で、
自分の子どものうんちを汚いと思うかというアンケートをとると、
67%のお母さんが汚いと感じるというんです。
だから、紙おむつも良く見もしないで、捨ててしまう。
しかし、糞こそ赤ちゃんの体調を判断する最初の材料なのに、
臭い、汚い、という感覚で捨ててしまう。
あの糞の汁を浴びながら あーよかった と言えるその感覚がなければ、
親子の会話をしましょう といっても
テーブルを囲んで、家族団らん 会話をしましょうと言っても
そこがなければ だめなんです。
私達が、今 何をなすべきか ということを
命の教育
そこのところを考えていただければ、大変ありがたいと思います。
昨年12月2日、中川志郎先生をお迎えしての講演会には
130名の方々がご参加くださいました。
開催するにあたり、応援、ご協力いただき本当に有り難うございました。
先生のお話は、生命に対して暖かく、
これからの生き方をしっかり教えて下さるものでした。
今年の第17回いのちの教育講演会は
11月16日(日)
相田みつを美術館館長 相田一人氏をおよびします
幼い頃からお父様の深い愛を受け
作品の誕生を傍らで見てきた
息子 一人氏が
父 相田みつを を語られます!
どうぞお楽しみに

象のインディラの飼育係である落合さんは、かなりの高齢ではあったんですけれども、
癌で6ヶ月間、休養していました。
それでなくても、あんまり太ってた人じゃないんだけども、当時34㎏しかなかった。
で、寝てたんだけど、その間に象が暴れて外へ出ちゃったということで、
飼育係総動員して23人。
落合さんの弟子が足に鎖をつけて、飼育係長も音頭をとって
部屋の中へ引き戻そうとした訳です。
ところがですね。
象がその気になったら、大の男23人 かないませんね。
かなり近くまで行くんだけど、だだーっと戻ると、
飼育係もどうしても引っ張られて、
膝小僧擦りむいたり、大騒ぎ

で、その時飼育隊長さんが、
「落合さんとこ行って、どうしたらいいか方法

で、係長さんが行ったんですね。
そして20分くらいして、なんと落合さんがその車

ベッドにいたまま、どてら着てね。つっかけ草履はいてね。
外から見てわかるくらい、本当に痩せてたんです。
そして、みんなに向かって
「やめろ


かわいそうたって、こっちも可哀想なんですよね。
お腹を引っ張られているんですから・・・
で、また「やめろ


で、落合さんが、バットを掲げて前に行ったんですけども、
象は、バァーッ

そしたら、あんな病人で、あんなデカイ声が出るっていうのもびっくりしたんですけど、
その攻撃体勢をとったインディラにですね、
「インディラ、おれだ!」
って落合さんが言ったんです。
そしたらたちまち耳を垂れて、鼻を垂れて、ずーっと擦り寄って来るんです
そして耳の三角のところを持ってですね、
落合さんが到着して、わずか10分ですよ。
我々は、2時間半 頑張ったんですけどね。
落合さんは、この姿を見て
「あー よかったな よかったな」と言って帰って行ったんです。
それから4日目に落合さんは亡くなりました

癌が進行した訳ですから、どだい来ること事態問題ではあったんです。
落合さんが帰った晩、電話すると
奥さんが 「いやぁ あれから元気になったみたいです。」 って
僕はそれを信用してしまったんですけれども、
本当は、帰ってベッドに倒れ込んで
それから1度も起きられないまま、亡くなったんですけれども。
動物と人という種類が違っても
こんなに汚くなってても
「あー よかった よかった」って言えるその感覚こそ
心を通わせる基本ではないか
最近 若いお母さん達の中で、
自分の子どものうんちを汚いと思うかというアンケートをとると、
67%のお母さんが汚いと感じるというんです。
だから、紙おむつも良く見もしないで、捨ててしまう。
しかし、糞こそ赤ちゃんの体調を判断する最初の材料なのに、
臭い、汚い、という感覚で捨ててしまう。
あの糞の汁を浴びながら あーよかった と言えるその感覚がなければ、
親子の会話をしましょう といっても
テーブルを囲んで、家族団らん 会話をしましょうと言っても
そこがなければ だめなんです。
私達が、今 何をなすべきか ということを
命の教育
そこのところを考えていただければ、大変ありがたいと思います。

130名の方々がご参加くださいました。
開催するにあたり、応援、ご協力いただき本当に有り難うございました。
先生のお話は、生命に対して暖かく、
これからの生き方をしっかり教えて下さるものでした。
今年の第17回いのちの教育講演会は
11月16日(日)
相田みつを美術館館長 相田一人氏をおよびします
幼い頃からお父様の深い愛を受け
作品の誕生を傍らで見てきた
息子 一人氏が
父 相田みつを を語られます!
どうぞお楽しみに

Posted by 1円玉
at 12:28
│Comments(1)
私にも息子がいますがいつも便秘症で(そんな話ではないですね…)うんちは大事でよく見てます。
でも、ホントに心配な相手なら動物だろうが息子だろうが愛する人だろうが他人だろうと本気で気にかけるもんだと思います。
それが人間ですよ!!!
みんなの心の中にそんなホットな部分があると信じて毎日邁進しております(∋_∈)
よくわからんのですけど1円玉活動?よさげですね!応援しています(^_-)頑張って下さい♪